ある日本屋のレジの前で

職場でレジに立っている時の事です。
レジにやってきたお婆ちゃんが、ちょっと恥ずかしそうに「あの…ちょっとエッチな本、どの辺にあるの?」と尋ねてこられました。

「えっ」と思わず言ってしまう私。お婆ちゃんは更に恥ずかしそうに「ごめんねえ変な事聞いて」と恐縮します。
とりあえずは「こちらにありますので案内します」と、場所を案内しにレジを出ました。

案内する間に聞いたのですが、お婆ちゃんの御主人が病気で入院されていて、「何か元気の出る本が読みたいので、エッチな小説を買ってきて欲しい」と頼まれたそうです。
それ違う意味で元気になっちゃうんじゃあ…と思いながら売り場にたどり着き、レジに戻ろうとすると、お婆ちゃん、「自分ではどういうのがいいか分からないので一緒に選んで欲しい」とのこと。

私もどういうのがいいか分からないけれど(笑)、一応アドバイスしました。「熟女より人妻の方が若い女性って感じです」とか「こっちの方が掲載されている話の数が多いです」とか。
で、その中から一冊選ばれてレジにまた案内したのですが、私は見逃しませんでした。

私達の隣で立ち読みしていた男性が、このやり取りを始めた時から、笑いを堪えて肩が震わせていたのを。
まあ、逆の立場なら私も同じように肩を震わせていたでしょうけどね…。